青空文庫

    葛西 善蔵 青空文庫 Kindleで読める作品一覧

    どもー、たまなです。

    今回は葛西善蔵さんのKindleで読める青空文庫の作品一覧を紹介するよ。

    2021年9月時点でAmazonに登録されているのは16作品。

    葛西善蔵さんの代表作「子をつれて」「哀しき父」も読めるよ。

    1. おせい
    2. 血を吐く
    3. 遊動円木
    4. 奇病患者
    5. 父の葬式
    6. 哀しき父
    7. 父の出郷
    8. 死児を産む
    9. 蠢く者
    10. 椎の若葉
    11. 不良児
    12. 遁走
    13. 浮浪
    14. 子をつれて
    15. 贋物
    16. 湖畔手記

    ※これは、ひとまずたまなが読んだ順に並べたよ。作品数は多いけど、ページ数はそこまで多くないので10日ぐらいで読めた。

    葛西善蔵さんは明治20年に生まれて、昭和3年に41歳で亡くなった小説家。

    主に自分の生活を題材とした私小説を書いていた人で、「私小説の神様」とも呼ばれる方らしい。

    たまながこの方を知ったのは、嘉村礒多さんの「足相撲」という作品がきっかけ。

    嘉村礒多さんの作品中には葛西善蔵さんのお名前は「Z・N氏」とイニシャルで書かれてたんだけど、嘉村さんにふるまったおそばを残した嘉村さんに腹を立てて不機嫌になったり、

    嘉村さんの「小説家になれればなりたい」という気持ちを聞いて「断じてなれませんな」と断言したり、今でいう奥さんへのDVはほとんど毎夜のこと。

    ※この時代の小説には結構平気でそういうこと(暴力や暴言)が書いてあったりするよ。

    ここでは書くのがちょっとはばかられるような下品な悪ふざけばかりしていたという話を読んで、なにこの人は。だれなんだろうと調べたら葛西善蔵さんだったというわけ。

    嘉村さんが毎日葛西さんのお宅に通っていたのは、「酔狂者の独白」という作品を仕上げるお手伝いをしていたから。

    さらにその謝礼金(給料)を「ちと多過ぎらあ」なんて酒代に使おうとするとか、この作品を読むだけで、葛西さんの破天荒さがよくわかる。

    実際、葛西さんの小説を読めばわかることだけど、葛西さんの生活とお酒におぼれる様子、小説に向き合う際の往生際の悪さ、仕事へのやる気のなさは半端なくてすごい。

    奥さんを故郷に置いたまま別の若い女性(おせいちゃん)と同棲して子どもを孕ませるという、今の倫理観からいっても完全にアウトな生き方をされているんだけど…

    その点については、当時から根強い批判があって、それに対する反発が葛西さんの作品の底流にあるそうな。

    昔の作品は割と女性に乱暴なことを書いてることがあるし、男性は奥さんがいても遊ぶのが一般的みたいな感じなのかなという印象だったんだけど、当時でもアウトやったんかーと思った。

    葛西さんの作品にも、知人や友人からのけものにされたり、悪口を言われたり、文章を書くために泊まる宿の人たちにいやがられる様子なんかも書かれてます。

    ※まとまったお金も持たずに泊まろうとしてたりするので、そりゃそうだろと思う。

    が、葛西さんの小説はなんでもかんでもノンフィクションじゃないようで、どこまでが創造なんだろうねーって考えながら読むのも面白い。

    どういう気持ちでこれを書いたんだろうなーとか。まあとりあえずすごい衝撃的で、それでも憎めない、作品として楽しめるところがやっぱりすごいなと思う。

    こんな葛西さん、相当な鼻つままれ者だったのかなぁなんて思ってたのですが、実際には死の床にも見舞客はひっきりなしに訪れて、お葬式には200人が集まったそうで、

    葛西さんのお子さんたちのために「葛西善蔵遺児養育資金」が集められたというから、その人望というか、愛され度合いは結構なものだったんだろうなと思う。

    そんなエピソードを読んで、自分のことを書くのだから当然そうなりがちなもののようにも思うし、葛西さんの生活も実際追い詰められて苦しい状況ではあったんだろうけれど、

    作品ではより自嘲色強めに書いてるところがあるのかもしれないなと思いました。

    各作品の感想とか紹介とか、書かれた年代順に並べ直したりとか、ページ数一覧を掲載したりとか、そういうのもしたいんだけど、ひとまずはここまで。

    葛西善蔵さん、なぜか自分の心にぐさっとささる存在で、出会えてよかった作家さんでした。

    人間の弱いところをしっかり味わい尽くして、頑張りたいのに頑張れないへたれな姿は、今の人が読んでも共感できる部分はあると思う。

    たまなはかなり自分と重ねて読む部分もあったり、あり得ないなーと思う部分もあったり、もうこれ以上読む作品ないの残念だなーって思うほど、楽しく読ませていただきました。

    短いやつはとても短いので、ぜひ気になった人は読んでみてね。

    それでは、最後まで読んでくれてありがとうございまーす。ばいばーい。

    ※追加でページ数一覧もまとめてみたから気が向いたら見てねー。

    葛西善蔵 作品 青空文庫 ページ数一覧